中国ジョーク その四
中国の反骨ジャーナリスト、何清漣氏の2011年3月8日のツイートより。
(2011.6.16閲覧)
http://twitter.com/#!/HeQinglian/status/44949119554433025
中国人的梦想:我最羡慕的生活就是CCTV播的那种:北京房月租77元,工资年增长11.2%,大学生就业率99.13%,官员不分昼夜学习八荣八耻,大学生食堂就餐平均每顿2、3元。我的梦想,就是能永远活在央视新闻联播里。
中国人の夢:私が一番うらやましい生活はCCTVで放映されているあの生活。北京のアパートの家賃は一ヶ月77元、給料は年11.2%増、大学生の就職率99.13%、役人は昼夜を問わず「八栄八恥」を学び、大学生用の食堂は一食平均2、3元で食事できる。私の夢、それは永遠にCCTVの「新聞聯播」の中で生きること。
※CCTV(中国中央電視台)1チャンネルで毎日19:00から放送されているニュース番組「新聞聯播」では、政府・共産党の政策がうまくいっており、人民はいつも幸せで満足していると報道している。このジョークはそれをからかったもの。
アパートの家賃は地方都市でも最低月7~800元、条件のいい部屋なら1000元を上回る。北京はもっと高いはず。
「八栄八恥」は胡錦濤政権が宣伝している社会主義的道徳。大学生の学生食堂は腹いっぱい食べようと思えば一食10元前後かかる(外の食堂はもっと高い)。
これは旧ソ連の以下のアネクドートを彷彿とさせる。
モスクワの小学校の授業中、先生が生徒に質問した。
「世界で最も進んでいる国はどこですか?」
「ソヴィエト連邦です」と生徒。
「世界で最も豊かな国はどこですか?」
「ソヴィエト連邦です」と生徒。
「世界で最もすばらしい教育が行われている国はどこですか?」
「ソヴィエト連邦です」と生徒。しかし、生徒は突然泣き出した。
「どうしたのですか?」と先生が聞く。
生徒が答えた。
「先生、僕はソヴィエト連邦に生まれたかったです」共産圏関連ジョーク 162 (2011.6.16閲覧)http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/2261/sekaishi/j-commu-02.htm
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ネットで見かけたジョーク。
龙城茶座-化龙巷 – 化龙巷论坛 | 常州人上化龙巷 | 常州第一人气社区 | 全球中文社区百强 | bbs.hualongxiang.com (2011.6.16閲覧)
http://bbs.hualongxiang.com/read-htm-tid-7461954.html
网友建议官员应恢复坐轿制度:
主要理由:1,低碳环保;2,全国800多万官员,每轿4人抬,新增3200多万人就业;3,每年至少省1500亿公车支出;4,彻底解决城市堵车,消除尾号限行麻烦;5,企业家效仿,又增加1倍以上就业;6,方便百姓拦轿告状更加亲民.ネット民は役人が籠に乗るのを復活することを提案。
主な理由:1.低炭素でエコロジー、2.役人は全国800万人以上。籠一つを4人でかつげば、新たに3200万人以上の雇用を創出。3.毎年少なくとも1500億元以上の公用車の支出を節約できる。4.都市の交通渋滞を徹底解決でき、ナンバープレート下一桁の数字による通行制限の手間を省ける。5.企業家も見習えば、さらに倍以上の雇用を創出。6.庶民が籠の行く手を遮って直訴しやすい。
※王朝時代の中国の役人は籠に乗って移動することが多かった。役人のランクに応じて、4人で担ぐ籠、8人で担ぐ籠などがあった(ちなみに皇帝の籠は16人以上)。
現代の役人は公用車を与えられているが、公用車を私用に使うこと、必要以上に高級な車種を使用していること、公用車の維持費が非常に高いことなどなど数々の問題が指摘されているが、一向に解決されていない。このジョークは、それならいっそ王朝時代みたいにかごに乗ったら?という皮肉。また、中国の役人が王朝時代の役人と同様に横暴であることを皮肉ったものでもある。
4番目は、北京・上海など大都市で、交通渋滞・大気汚染緩和のため、ナンバープレート下一桁の数字による通行制限を導入している事を指す。
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Twitterで見かけたジョーク。作者不明。http://twitter.com/#!/jazeking/status/80106274846552065
(2011.6.16閲覧、転載多し)
无产闹事,就是不明真相的群众被一小撮煽动,中产闹事,就是国外反动势力操纵,高产闹不成事了,早跑出去了。
無産階級が騒動を起こすのは、「真相を知らない大衆がごく少数の者に扇動されている」から。中産階級が騒動を起こすのは、「国外の反動勢力により操られている」から。富裕階級はもう騒動を起こさない。とっくに逃げ出してるから。
※これは中国政府の反政府デモ・暴動への見解を要約したもの。無産階級、つまり貧困層が騒ぎを起こした場合は決まって「無知な大衆が少数の陰謀家に扇動されている」という意味の見解を発表し、政府や党の責任を決して認めようとしない。中産階級(外国の情報に接することのできる知識階層でもある)がお上に逆らった場合も、「国外勢力により操られている」と言い張り、これまた責任を転嫁する。
富裕階級はそうした中国の現状に愛想をつかし、移民するものが多い。移民先としてはアメリカ・カナダ・オーストラリアが人気とのこと。
(2012.3.22修正)
“中国ジョーク その四” に対して2件のコメントがあります。
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a naked toad! 裸のヒキガエル様。
(私は「裸の王様」の原題を知らないので、この駄洒落は失敗。)
「八栄八恥」は、古典からの引用ですか? いかにもありそうな熟語です。
>役人が籠に乗る
私は現在の静岡県知事が言った、
「industrial revolution(産業革命)」と「industrious revolution(勤労革命)」を
思い出しました。
欧米は人口が少ないのに、産業が発達した。
彼らは人口を黒人奴隷と機械で補った。
日本の産業は機械化していないのに、人口が多すぎた。
だからワークシェアリングが発達して、全員そこそこに貧しい。
>「八栄八恥」は古典からの引用ですか?
古典からの直接的な引用ではないようです。
ただ、八という数は中国では縁起がよく、キリのいい数なので、昔から熟語によく使われています。例えば、四通八達、飲中八仙とか、揚州八怪、また仏教では八正道、八部衆などという用語もあります。そうした意味での馴染みやすさを意識した可能性はありますね。
>だからワークシェアリングが発達して、全員そこそこに貧しい。
日本に限らず、アジアは全体的にそうですね。
特に中国ではその感が強いです。
工事現場や工場でも、他国なら一人でやっている仕事を三、四人でやっているのがごく当たり前です。機械化が進んでいる分野でも一人で出来る仕事を二、三人でやっていたりします。人口過剰社会では自然にそうなるのでしょう(悪く言えば一人当たりの生産性が低い)。