2022年7月14日 木曜日 雨時々くもり いろいろ

昨夜も寝付きが悪く、眠りが浅かった。

午前中に2ヶ所通院。
どちらも1ヶ月ごとの経過報告。検査も特に異常なし。

午後から夕方にかけて、睡魔と闘いながら雑務をこなす。

夜はオンライン中国語講座を受講。
中国語能力、特に会話力を維持する上で欠かせない。

それから夕食。
今日のおかずは豚の生姜焼。昨日スーパーで買った下ごしらえ済の豚肉を炒めて、レタスと一緒に食べた。
物価高のなか、レタスは安くて助かる。

 

岸田首相が本日の会見で、安倍元首相の国葬を正式に発表。安倍元首相の生前の業績を挙げた上で、「安倍元総理大臣を追悼するとともに、わが国は暴力に屈せず民主主義を断固として守り抜くという決意を示していく。合わせて、活力にあふれた日本を受け継ぎ未来を切りひらいていくという気持ちを世界に示していきたい」と述べたとのこと。

岸田首相会見【詳細】安倍元首相の国葬 4回目接種などについて

2022年7月14日 20時40分

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220714/k10013717501000.html

NHK NEWS WEB
(2022年7月14日閲覧)

それに対し、ネット上ではさまざまな反応があった。
安倍元首相の国葬についての岸田首相の発言、それに対するさまざまな反応を見て改めて思い知らされたのは、葬式というのは結局のところ死者本人のためよりも生者のために行われる面が大きいということだ。
追悼のためであれ、何かの決意を示すためであれ、葬式とは生きている人間のためのものなのだろう。それは葬られるのが一庶民であれ、首相経験者であれ変わらないのだろう。

 

話は飛ぶが、先週水曜日から陸上自衛隊を取り扱った連続ドラマ『テッパチ!』が放映されている。自分も元陸自なので興味を持って視聴してみた。

第1話、第2話を観た感想としては、これはあくまで陸自風のファンタジー青春ドラマだということ。
ドラマと割り切って観ればそれなりに面白いが、アレがリアルだと言われれば答えはNo!だよねと。

第1話では、主人公が食い詰めて入隊するところから、自衛官候補生としての教育が描かれていた。
だが、自分が知る陸自の教育に比べればずいぶん甘い。
教育期間中の訓練・教練でドラマのようにふざけあったり、だらしないことをする余裕はないはず。
営内班長の鬼軍曹が描かれておらず、教育中隊長の八女純一3佐(北村一輝)が直接主人公を指導している。これはありえない。
入隊式と銃授与式でも主人公たちは誠にだらしない。実際は入隊から入隊式までに最低限の躾と基本教練をおこなうので、ああいうだらしない姿にはならないはずだが。
主人公が上官にタメ口をきいているのもあり得ない。

第2話では、障害走、体力検定、登場人物たちの過去、靴磨きなどなど。
やっぱり自衛官候補生の皆さんがずいぶん余裕綽々だなあと。実際には、教育期間中は分刻みのスケジュールで、夜も洗濯、靴磨きなどで、消灯前の短時間を除き、ほぼ休み無し。しかも体力的にもしごかれ、連帯責任の腕立て伏せもあり、ヨレヨレになるのだが。
主人公をしごく教育中隊長の八女3佐が相変わらず営内班長的役割をこなしている。営内班長は一向に出てこない。八女3佐はどんだけ多才で時間があるんだろう。
その前には自ら募集もこなしていたようだ。いろんな登場人物はほぼすべて八女3佐が街角でスカウトしてきたらしい。
ペナルティの腕立て伏せを誰も監視していない。
教育期間中の自衛官候補生なのに、隊員クラブに行く余裕まである。

他にもツッコミどころを挙げればキリがない。というか第1話~第2話の放送時間まるまるツッコミどころだったと言っても過言ではない。
それとも、最近の陸自はソフトになったのだろうか。

これはやっぱりあくまで陸自風のファンタジー青春ドラマ。
もちろんドラマには脚色は必要。陸自をそのまま描いたとしても全然面白くないだろう。だが、このドラマは陸自とあまりにもかけ離れている。あくまで「陸自風」でしかない。
はたして舞台が陸自である必要があるんだろうか。これやったら学園物でも体育会系部活物でもええやん。

Not for meかな。これは。

これまでは「毎週観る」だったが、これからは「気が向いたら観る」程度になりそう。

こんなことを書くと、自衛隊が嫌いだからこんなことを言うのだと思われるかもしれない。
だが、それはむしろ逆で、自分は貧乏院生をやったあと陸自に入って、ただでいろいろ勉強させてもらって、陸自に恩義を感じている人間である。それだけに今回のドラマの描き方はいただけないということだ。
陸自にはいい思い出も悪い思い出も数え切れないほどある。今でも時々夢に出てくるぐらいに。