2024年8月23日~8月25日 トンチキ映画と読書とお仕事など

2024年8月23日 金曜日 晴れ時々くもり トンチキ映画

この日は一日中仕事。
22時から「トンチキ映画と名作映画を交互に見る会」に参加。
今回はトンチキ映画の番ということで、『デッド寿司』を見る。
なんというか説明に迷う映画である。

 

2024年8月24日 土曜日 晴れ時々くもり 読書

土曜日は思い切って休日にした。
一日で本を三冊読み切った。
鶴間和幸『始皇帝の戦争と将軍たち――秦の中華統一を支えた近臣軍団 』(朝日新書、朝日新聞出版、2024年)、宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社、2023年)、宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』(新潮社、2024年)の三冊。
どの本も面白い。

鶴間和幸『始皇帝の戦争と将軍たち――秦の中華統一を支えた近臣軍団 』(朝日新書、朝日新聞出版、2024年)

前半は始皇帝の中華統一とそれを支えた近臣集団を解説。後半は秦の主な将軍・近臣、さらに趙の李牧、燕の太子丹ら秦に対抗した六国の英傑たちの列伝。
『史記』など伝世文献への考証も興味深く、また『岳麓秦簡』など出土文献による近年の研究成果もよく活かされている。
個人的には、始皇帝の近臣集団と漢の高祖集団との比較という視点が面白かった。
さらに、『岳麓秦簡』の算数書『数』に記載された問題の読み解きにより描かれる、戦闘部隊・後方支援体制までを含めた秦の戦時動員体制の精緻さには改めて驚いた。
秦の統一過程を知る上での良書。

宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社、2023年)

実は私、パリーグは西武ファンなので、本書を表紙買い。
個性的でマイペースなキャラクターの成瀬あかりと彼女を見守る島崎みゆきという面白い取り合わせの二人。
成瀬のペースに巻き込まれて周りの世界が少し変化していく様子が面白い青春小説集。
個人的に面白かったのは「ありがとう西武大津店」と「レッツゴーミシガン」。
成瀬の夢が叶うといいなあと思った。

宮島未奈『成瀬は信じた道をいく』(新潮社、2024年)

成瀬シリーズ第二弾。ますます自分の信じた道を行く成瀬あかり。
「ゼゼカラ」に憧れる小学生、成瀬あかりを見守る父親、近所のスーパーにクレームを入れまくる主婦、観光大使としてパートナーを組む女子大生それぞれの視点で成瀬あかりが描かれる。
そして、成瀬の周りの彼ら彼女らが成瀬のペースに巻き込まれて少しずつ変わっていく姿が面白い。
最後の「探さないでください」はオールスターキャストでハラハラドキドキ。
成瀬あかり史がまた一ページ。ぜひデパートを建てて200歳まで生きてほしい。

感想をそれぞれ『読書メーター』に投稿した。

読書の合間に『ノイエ銀英伝』第三十話「細い一本の糸」を見る。
『ノイエ銀英伝』第三十話 細い一本の糸
フェザーン自治領の説明がわかりやすい。
ルビンスキー、そして新たに登場したルパート・ケッセルリンクの策謀が冴える。
やはり策謀に踊らされる側を観ていると、視野が狭く選択肢が極端に狭まっている、またはルパートにより選択肢を狭められている感がある。
これって詐欺に引っかかる人と詐欺師の関係だよねえと思う。
まあ、ランスベルク伯さんは問題外だが。ありゃ状況もわからず、自分から踊ってる。
それから、地球教のデグスビイ主教は石黒版よりこちらのイメージの方が自分個人の原作イメージに合ってる感じ。
「一流の権力者の目的は権力によって何を為すかだが、二流の権力者の目的は権力を保持し続けることにある」というルビンスキーの言葉は誠にその通りであるなあと思った。
本邦や現今の大国の政治家を観ていて自分もそう思っていたところ。
あと、今作でのドミニクはかなりの切れ者感あり。諜報員を洗い出して殺害する闇の部門に関係してそう。

昼から夜にかけて読書しながら家飲みを楽しんだ。

夜中に中国人の友人とビデオチャットで世間話を楽しんだ。

 

2024年8月25日 日曜日 晴れのち雷雨 一日中仕事

明け方から朝にかけてものすごく嫌な夢を見た。
目覚めが悪い。

今日は一日中自宅に缶詰で仕事。
20時前まで仕事をして、それからシャワーを浴び、プデチゲを食す。
疲れた~

週末の対広島3連戦は2勝1敗。
なんとか首の皮一枚つながったというところか。
ただ、今のままでは広島の優位は動かないだろう。
広島が5連敗か10連敗ぐらいしてくれたら助かるのだが、大崩れしないのが広島というチームの強みだからなあ。うーん。