2024年8月17日・8月18日 居酒屋とお食事会など

2024年8月17日 土曜日 くもり時々晴れ 居酒屋など

10時半頃起床。

午後は漫画2冊を読み、それから村瀬秀信『虎の血――阪神タイガース、謎の老人監督』(集英社、2024年)を読み始める。
阪神のお家騒動体質のルーツを探る本。

冗談でThreadsに投稿したネタが結構ウケた。
https://www.threads.net/@talkiyanhoninjai/post/C-wsIjUStXW?xmt=AQGzsuC3M9rN56rBsZ2PESY6FpoxSFfuG9LJRDRybrGBaQ

阪神VS中日(バンテリン)が引き分けになったのを見届けて、19時頃に近所の居酒屋へ。
ついつい飲み過ぎてしまい、結局午前様に。
以後慎みたい。

2024年8月18日 日曜日 晴れ お食事会

今日は9時頃起床。
電車に乗って、大阪の実家の家族とのお食事会へ。
今日はしゃぶしゃぶ。ゴマだれと肉がおいしかった。
会話も楽しい。

帰宅後、仕事関連のメールに対応した。
夕方頃から、村瀬秀信『虎の血――阪神タイガース、謎の老人監督』の読書を再開し、最後まで読んだ。

感想を『読書メーター』に投稿した。
https://bookmeter.com/reviews/122564393

プロ野球経験のない老人岸一郎がいきなり阪神の監督となり、わずか数ヶ月で解任され、その後の足取りも定かではない。
著者は、この一連のミステリアスな騒動が「選手王様主義」というべき気質、電鉄本社の現場介入、派閥抗争、お家騒動などといったその後の阪神球団の悪しき伝統のきっかけとなったと指摘する。
岸一郎の就任の背景にフロントのさまざまな思惑があったこと、マスコミが期待から岸一郎叩きへと変わっていく様子が主に当時の報道記事により綴られる。

そして、岸一郎が世代交代と投手力を中心とした守りの野球を掲げるが「ミスタータイガース」藤村富美男を初めとする選手から次第に孤立し、総スカンを食らってチームが空中分解していく過程が如実に描かれている。吉田義男、小山正明ら当時を知る関係者の証言も興味深い。

さらには、この騒動が翌年の「藤村排斥事件」の伏線、さらにはその後の球団のお家騒動体質の起点となっていく様を描く筆致はさすが。

後半ではこの岸一郎の人生についてさまざまな関係者に取材を重ね、大学野球・満洲野球界での華麗なる球歴、阪神への監督就任・解任後の晩年の人生について解き明かす。

そして藤村富美男の川藤への言葉は良くも悪くもこれが阪神だと思った。

阪神ファンとして、お家騒動体質には常々いらだってきたし、功労者たちのさみしい去り際をみては悲しい思いをしてきた。
本書を読んでいて、そうした体質の源流というかルーツを見た思いがして、「やっぱり阪神ってそういう球団なんやなあ」と思った。
まあ、それでも阪神ファンを辞められないのが阪神ファンなんだけどねえ……。